競馬回顧:2016年チャンピオンズカップ


★「人気とオッズ」をおさらいするKaelu Harukiのレース回顧★


勝ったのは単勝15.9倍6番人気のサウンドトゥルーでした。

アウォーディーが前のアスカノロマンをやっと競り落として決まった!
と思ったら残り50mで豪快に差し切り。
これには自分の馬券と関係なく僕も声が出ました。
鳥肌モノの素晴らしいレースでした。

僕、サウンドトゥルーは初G1勝利かと思ってましたが、昨年大井大賞典勝ちがあったんですね。
力のある馬ではあります。
でも勝ちきるまで至ったのはイチかバチかの作戦がハマった結果だろうと思います。

道中は後方2番手。
(ちなみに最後方のカフジテイクは11番人気4着)

普通ダートは追い込み決まりづらいので後方待機は危険。
追い込み届かずもあるイチかバチかの騎乗です。
4コーナーで他の馬が外に持ち出したため、直線入り口でポカっと内側の道が開いたことは幸運だったでしょう。

勝負事ではこうした幸運を手にした者が勝つ。
しかし周到に準備をしていた者でなければ幸運をつかむことはできない。

末脚を信じて直線に賭ける作戦をとり、
幸運も味方にして見事に差し切って見せた大野騎手、
素晴らしい勝利でした。

2着は単勝2.2倍1番人気のアウォーディー

アウォーディーは6連勝中たびたび僅差で競り合いを制してきた競り合いに強いタイプの馬だと思います。

なるほど、こういった馬が負ける時と言うのは、
並ぶ間もなく不意打ちでサッと差されるパターンが多かった気がします。

古くは、競り合いに強いテイエムオペラオーが5歳時に負けたレース。
アグネスデジタルに差された天皇賞秋や、
ジャングルポケットに差されたジャパンカップが思い出されます。

しかしどの馬が差してくるのか予想するのは難しかったです。
アウォーディーは存分に強さを示していて、また同じ手は食わないのではないかと思いますが、どうでしょうね。

一方、人気を裏切る形となったのは、
ゴールドドリーム単勝5.7倍2番人気12着
コパノリッキー単勝6.3倍3番人気13着

このレースは基本的に3歳馬には厳しいと見ていました。
いつからか分かりませんが、古馬と3歳馬の斤量差が1kgになっています。
伝説のクロフネ、2005年カネヒキリ、2006年アロンダイト
過去に3歳馬が勝った年には2kg差ありました。

古馬と3歳馬の斤量差が1kgと言うレースは少数派で、
他にはマイルCSがありますがやはり3歳馬は奮いません。
有馬記念ではまた2kg差になります。
レースによって馬齢・牡牝の斤量差が微妙に変わる場合があるので、十分注意しましょう。

コパノリッキーはこれでチャンピオンズカップに3回出走していずれも人気順を大きく下回る着順。
2014年1番人気12着、2015年1番人気7着。
同じ中京1800mの2015年東海Sでは勝っているので、コースが苦手というわけでも無さそうですし…。
傾向分析が難しいですね。

僕の本命はアポロケンタッキー
単勝21.0倍7番人気で5着。
まあ上々でしょう。
松若騎手もよく乗って頑張ってくれました。

来週は阪神で2歳GI阪神ジュベナイルフィリーズ
ミスエルテ朝日杯FSに回りここは人気が割れそうです。

がんばりましょう(^^

コメントを残す