フィヨルドの鏡のような水面

北欧旅行2 フィヨルド観光

北欧旅行のメインに考えていたフィヨルド観光です。

日本でNORWAY IN A NUTSHELLという周遊券をネット予約して、
オスロの駅でメールのプリントを見せれば切符を渡してくれるという設定でした。

早朝のオスロ駅
早朝のオスロ駅

オスロ中央駅に発車10分前の朝8時になっても駅の窓口はシャッターが降りたまま。
切符をどこで手に入れたらいいか分からず焦りました。
そこへ近くをたまたま駅職員が通りかかり、
事情を説明すると、シャッターの降りた窓口の中に入って切符を発行してくれました。
思わぬ所でヒリツきました(^^;


ベルゲン行きの特急に乗った後は順調そのもの。

ベルゲン急行の車窓からの風景も見所の一つとして上げられていましたが、
オスロに雪が降っていなくても途中の山岳地帯は雪景色。
真っ白で地形がよくわからず、ガイドブックのような景色が見られませんでした。

ミュールダール駅のフロム鉄道
ミュールダール駅のフロム鉄道

ミュールダルという駅で、フィヨルド観光路線のフロム鉄道に乗り換え。
この季節でしたが、フィヨルド観光のために乗り換える客は20人ほどいました。
その中には日本人が僕以外に2人、中国人が6人いました。

観光路線だけあって、途中にある滝の前で3分間の写真撮影のために停車しました。

急な勾配の線路をゆっくり電車は下って行く。
下っていくと雪が無くなり、この地方特有の急な岩山が姿を現します。
コケだけまばらに生えたむき出しの岩山が、はるか高くそびえ立っていました。

フロム鉄道のトンネル
フロム鉄道のトンネル

終点のフロム駅に到着したのは13:50。
フロム発のフェリーが出航するのが15:10。
フロムはソグネフィヨルドに面した町ですが、
この時オフシーズンというだけあり、みやげ店と喫茶店が一つ開いているだけ。
人も、フェリー待ちの人以外にいません。
観光以外に何も無いような小さな町でした。

フィヨルドの鏡のような水面
フィヨルドの鏡のような水面

フェリーが出航し、波の立たない静かな水の上を進んで行きます。

一応海らしいのですが一見海とは全く分かりません。
波は立たないし周りは非常に切り立った岩山ばかり。
水の色は真っ黒。これは水深が深いことに起因するらしいと聞きました。

岩を流れる幅50センチほどの小さな沢が、1mほど深く岩を削っていました。
悠久の時間を感じます。

フィヨルドの山
フィヨルドの山

1時間ほど航行するとだんだん日が暮れてきて、外が冷えてきました。
最初デッキでフィヨルドを見ていた他の旅行者もほとんどサロンへ入ってしまいます。
僕もこのままだと後の日程ダウンしかねないと思ったので観念して中に入りました。無念。

Voss行きのバス
Voss行きのバス

二時間航行して終点のGudvangenに着いたのが17:00。もう外は暗くなって寒いです。
フェリー乗り場のすぐそばにバスが待機していて、ここからベルゲン急行の駅Vossへ。
1時間のバスの中は寒さから回復するために爆睡でした。

Vossから特急1時間ほど、20:00くらいにノルウェー第2の都市ベルゲンに到着。
同じコースで回った中国人,タイ人と四人で食事をして、この日の観光を終わりました。

ここまでの交通機関とベルゲン→オスロの帰りの切符はNORWAY IN A NUTSHELLというセットで買いました。
お決まりのフィヨルド観光コースのようです。
電車の時間を変更したい場合は駅の窓口に行くと受け付けてくれるそうです。

翌日はベルゲンを観光した後夜行列車でオスロに帰るという日程にしました。

二時間のフェリー観光でしたが、これでもソグネフィヨルドの山奥支流をほんの一つ移っただけ。
とても外海には届きません。実際のフィヨルドは果てしなく広大です。

天気はあいにく曇りでしたが、雨に降られなかっただけよかったです。
印象に残る景色でした。

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