2016年度のラフィアン出資馬の募集が終わったのもつかの間。
2月1日には2017年度の早期募集が始まりました。

早期募集にラインナップされた2頭、数も多くないので1頭ずつじっくり見てみます。

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マイネアクティースの16　牡

父アイルハヴアナザー×母父タマモクロス
ビッグレッドファーム生産　募集総額1600万円(100口)

第9子　兄姉登録馬6頭中3頭勝ち上がり
祖母ヒカルダンサーはG3勝ちあり、母も4勝。
兄に6勝したOP馬のマイネルクラリティがいるほか、2勝馬、3勝馬もいます。
血統は地味ですが母の繁殖成績は優秀です。

母の父タマモクロスとはまたシブイ。
血統表にサンデーサイレンスが全く入っていません。
価格もお手頃で、典型的なラフィアンらしい募集馬という印象です。

種牡馬アイルハヴアナザーは昨年初年度産駒が走ったわけですが、１年目を振り返るとそれほど悪くないように思います。

シグルーン、マイネルズイーガーが芝の上級条件でも走っているのは立派。
少なくとも母馬の繁殖期待値を下回るほどではないのでしょう。
アンノートルの走りなどを見るとダート替わりで一変と言うわけでもなく、芝・ダートどちらがよいかはまだ掴めませんね。
サンデーサイレンスを含んでいない種牡馬なので、せっかくなら相手はサンデー系の牝馬が良いのかなとは思います。
でも本馬の場合は母が十分優秀なのでその点はいいでしょう。

十分魅力的ですが、後から募集される馬を差し置いてすぐ買うかどうかはちょっと考えてしまいますね。

（追記：馬名マイネルサーパスで登録されました）

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マイネソルシエールの16　メス

父オルフェーヴル×母父ロージズインメイ
ビッグレッドファーム生産　募集総額1500万円(100口)

第2子　兄姉登録馬0頭
母はG2フローラS2着でオークスと秋華賞にも出走。
祖母マイネソーサリスはG3勝ち。母系は優秀です。
ただし母の繁殖成績は未知数で、どうなるかという所。

母の父ロージズインメイは、まだサンプルが少なく未知数です。
ロージズインメイの血統を見ると母の父Speak Johnの父の父にPrincequilloがいます。
Princequilloと言えば母の父として名馬を数々送り出した「BMSの王様」。
なのでロージズインメイももしかしたらBMSに入って力を発揮するのかもしれません。
※BMS＝ブルード・メア・サイアー＝繁殖牝馬の父

ともあれ、この馬の売りはやはり「三冠馬オルフェーヴルの産駒がこの価格！」というところでしょう。

オルフェーヴルも三冠馬と言えど、さすがに先輩三冠馬ディープインパクトを差し置いてエース級繁殖牝馬はなかなか回ってこないかと思います。
マイネソルシエールくらいの母馬なら、オルフェーヴルの血に期待をかけるのであれば相手としては十分魅力的ではないでしょうかね。
ラフィアンからはステイゴールド産駒の活躍馬が多いので、その子のオルフェーヴルも合うかもしれません。

父オルフェーヴル・母マイネソルシエール・母の父ロージズインメイ、全てが繁殖としては未知数という、魔性の魅力を放った馬です(笑)

（追記：馬名コンステレーションで登録されました）

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ところでラフィアンの中で早期募集に出される基準って何なんでしょうね。
昨年のマイネヌーヴェルの15=マイネルカイノンはイチオシっぽい感じがありましたが、今年はそれほどインパクトは無いような印象です。
動きが特にいいとか・・・？って放牧しているだけの段階じゃそんな分からないでしょうし。

ラフィアンらしさ全開のマイネアクティース16、流行種牡馬でウケそうなマイネソルシエール16、という感じ。
僕としてはどちらもそこそこ良いと思いますし、そこまで決め手が無いかなとも思います。

第1次募集馬まで含めてじっくり考えたいです。