本サイトのこの記事が多くの方に読んでいただいています。
[blogcard url=”http://kaelu-haruki.com/horserace/jockeylevel” title=”上手い騎手と下手な騎手の違いとは” content=”僕の競馬予想での重要度は基本的に「馬>>騎手」です。騎手の名前だけで予想をためらったりしません。僕が取った馬券の中では...”]
ありがとうございます。
「リーディング上位の騎手と下位の騎手の差は何なのか」
本テーマについて関心が高いと思うので、改めて書いてみたいと思います。
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僕の考えは上記記事で挙げた時と変わりません。
より詳しく順位をつけると
50%が「乗り替わりでもすぐに馬の力を引き出せること」
30%が「ゴール前のわずかなひと伸びを引き出して僅差を勝つこと」
20%が「レース展開・相手関係を読んだ駆け引きの上手さ」
と見ています。
一番目の項目は特に重要で、このことは表裏一体です。
リーディングジョッキーは乗り替わりでも馬の力を100%近く引き出すが、
「下手な騎手でも3,4回も同じ馬に乗り続けてちゃんと勝てているのであれば、その馬の力を100%引き出せている」
ということです。
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「リーディング下位の騎手でも乗り続ければ馬の力を引き出せる」
このことに関して、僕が思い出すのがナリタセンチュリーという馬です。
ナリタセンチュリーは田島裕和騎手と言う成績的には下位の騎手が続けて騎乗していました。
田島騎手騎乗により条件戦を連勝してOP入り。GIIIでも2着に来ました。
しかしG1天皇賞・春を前に乗り替わり。
「上手い騎手が乗ればもっと強くなるだろう」との思惑があったかと思います。
しかし吉田稔騎手で5着に普通に負けます。
田島騎手に手が戻ってGII京都大賞典を勝利。
天皇賞6着の後、ジャパンカップで柴田善騎手に乗り替わり。
また普通に5着。
そして年明けの日経新春杯でついに武豊騎手が乗ることになりました。
期待は大きく単勝1.6倍の1番人気になりましたが、結果は9着惨敗。
不利があったとされましたが、その前に行き脚が悪くて前に入られたという感じでした。
次走京都記念で三たび田島騎手に手が戻り、今度は快勝。
「この馬は武豊騎手が乗るより田島騎手が乗った方が良いのかなあ」と思った次第です。
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同じく、ステイゴールドも思い出される1頭です。
「熊沢騎手だから勝てなかった」「武豊に乗り替わった途端重賞を勝ったじゃないか」みたいな言われ方をしています。
でも実際どうだったでしょうか。
熊沢騎手騎乗で負けたG1レースでの勝ち馬はスペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサーなど、G1を複数回勝った超一流馬でした。
これが例えば岡部騎手に変わっただけでステイゴールドが勝てる相手だったでしょうか…。
サイレンススズカが競走中止した98年天皇賞秋でオフサイドトラップに負けた時は蛯名騎手騎乗でした。
サイレンススズカを除けば一番勝てるチャンスだったはずのこのレースで目イチの騎手が乗っているのに勝てていないのです。
これはもう熊沢騎手関係なしにステイゴールド自身の問題と見るべきでしょう。
G1でも2着、G2・G3でも2着みたいな走り方をする馬は珍しくありません。
ほとんどの馬はゴール板を理解していないので、他の馬に合わせて走って「あ、今先頭になったじゃん」と思ったら直線途中で気を抜いてかわされる馬が多いのです。
武豊騎手騎乗になった後でもドバイで勝って日本で負けて香港で勝って、と結局ムラのある成績でした。
もっとも武豊騎手は海外での騎乗経験が豊富なので、熊沢騎手でドバイと香港を勝てたとは思いません。
日本国内に限って見れば、乗り替わった後もせいぜいGIIをちょっと勝ったくらいで、成績は変わっていないか若干悪くなったとさえ思います。
なので僕は、熊沢騎手は十分ステイゴールドの能力を発揮できていたと思うのです。
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「下位の騎手で『結果が出なかった馬』が上位の騎手に乗り替わって勝つ」
と言うパターンはあります。
並の騎手では制御できない非常にクセが強い馬というタイプです。
サイレンススズカ、ダイワメジャー、ヴァーミリアンなどが思い浮かびます。
でも、下位の騎手が乗って既に「複数回勝っている」または「重賞を勝っている」と言うなら、もうその騎手は馬の能力を発揮できているのです。
上位の騎手に変わったところで大幅な変わり身は見込めず、人気が先行するので馬券的にはおいしくないでしょう。
まとめ
「下手な騎手でも乗り続けて勝っていれば買い」
「前の騎手で既に勝っている馬の上手い騎手への乗り替わりを過大評価しない」
ちょっとキャッチーにするために「下手な騎手」なんて書き方をしてしまい、気分を害されましたら申し訳ありません。
本当は、リーディング下位だから騎乗が下手という風には考えていません。
若手や下位の騎手が大レースに乗るときには積極的に応援したいと思います。
(配当もおいしいですからね)
(TOP画像はナリタセンチュリー(画像提供元:netkeiba))
>N島さん
こんにちは🐸
いい騎手が乗ると、その効果以上に人気が上がっておいしくないように思うので、僕は基本マイナー騎手狙いです。
N島さんのYoutube面白いですね😄
まず賭け方がすごいですからね。
僕もいつか大勝負したときに動画アップできるようツール勉強しときます🐸
YouTubeデビュー楽しみにしています。
パワーディレクターというソフトが比較的いいかと思いますよ。
もしデビューされるのであればですが。
ただ、動画の編集めちゃくちゃ時間かかります。
お気を付けをw
なかなか興味深い記事です。
道中の通り道や直線の選択など、騎手はいろいろ試されるところがありますよね。
騎手はいいに越したことはないですが、その分オッズが下がれば相殺かなと最近は思っています。
こんにちは🐸
ナリタトップロードもそんな感じですね。
菊花賞を勝ったくらいなので、僕は、渡辺騎手は馬の最大限の成績を残せたと思います。
むしろ主戦騎手を固定したからこそ、あれだけ安定した成績を残せたのではないでしょうか。
もし武豊騎手が主戦で乗り続けてたらG1をもう一つ勝てたかもしれないですけど、ちょっと乗りかわりで乗るだけなら勝てなかっただろうと見ています😊
今回の記事を読んで真っ先に頭に浮かんだのがナリタトップロードでした
この馬とテイエムオペラオーは、馬が鞍上を勝たせてあげたと思えてなりません…
トップロードの全盛期に別の騎手で走ったらどうだったのかが、非常に気になります…