2020年度ラフィアン第1次募集馬検討メモその3

2020年ラフィアン第1次募集馬のうすくちレビュー。
こちらは牝馬12頭になります。

注目馬はそのうち4頭。
サンデーサイレンス3×4の血統に注目しています。

それでは行ってみましょう。

オピニオンの19 メス 美浦 伊藤大士厩舎
・父キズナ×母父アイルハヴアナザー
・BRF生産 募集総額1400万円
・母5歳時産駒 主な兄姉:※初子
・Northern Dancer血量=9.38%

クードヴァンの19 メス 美浦 松山将樹厩舎
・父オルフェーヴル×母父ディープインパクト
・BRF生産 募集総額1300万円
・母6歳時産駒 主な兄姉:※初子
・Northern Dancer血量=7.03%

コスモクラッベの19 メス 美浦 金成貴史厩舎
・父ゴールドシップ×母父マイネルラヴ
・竹中牧場生産 募集総額1300万円
・母13歳時産駒 主な兄姉:6勝マイネルプロンプト
・Northern Dancer血量=7.81%

トラストフェアリーの19 メス 美浦 水野貴広厩舎
・父ミッキーアイル×母父ケイムホーム
・梅田牧場生産 募集総額1800万円
・母8歳時産駒 主な兄姉:0勝ペイシャフェアリー
・Northern Dancer血量=10.94%

マイネカトレアの19 メス 美浦 和田正一郎厩舎
・父グラスワンダー×母父アグネスタキオン
・BSF生産 募集総額1300万円
・母9歳時産駒 主な兄姉:1勝コスモレリア
・Northern Dancer血量=7.81%

マイネグラティアの19 メス 美浦 加藤士津八厩舎
・父アイルハヴアナザー×母父ネオユニヴァース
・荒井ファーム生産 募集総額1200万円
・母8歳時産駒 主な兄姉:0勝マイネルグナーテ
・Northern Dancer血量=6.25%

マイネサヴァランの19 メス 美浦 清水英克厩舎
・父ジャスタウェイ×母父マンハッタンカフェ
・BRF生産 募集総額1200万円
・母10歳時産駒 主な兄姉:0勝コスモビートイット
・Northern Dancer血量=2.34%

マイネショコラーデの19 メス 栗東 吉田直弘厩舎
・父スクリーンヒーロー×母父ロージズインメイ
・BRF生産 募集総額1500万円
・母11歳時産駒 主な兄姉:3勝マイネルグリット
・Northern Dancer血量=7.03%
★注目馬★
小倉2歳S勝ち馬マイネルグリットの全妹です。
祖母はコスモヴァレンチで、母はドリームバレンチノウインムートと全きょうだい。
短距離で安定感のある母系で手堅いでしょう。
血統構成は母父ロージズインメイの周りからNorthern Dancerを補強するような形で好きです。

全兄マイネルグリットコスモヴァレンチマイネショコラーデの適性をそのまま引き継いだみたいな成績。
本馬も同じように2歳夏からかっ飛ばしていきそうですね。
注目しています。

*

マイネノンノの19 メス 栗東 梅田智之厩舎
・父スクリーンヒーロー×母父タイキシャトル
・BRF生産 募集総額1100万円
・母9歳時産駒 主な兄姉:2勝マイネルワルツ
・Northern Dancer血量=9.38%
★注目馬★
本馬はサンデーサイレンス3×4という点でピックアップ。
僕は元々サンデーサイレンスクロス否定派でしたが、今年サンデー3×4持ちのデアリングタクトが無敗の牝馬二冠を達成。
あそこまですさまじい力を見せつけられたからには考えを改めざるを得なくなりました(苦笑)

それで、ではどのような形で3×4を作るのがよいかデアリングタクトの血統をヒントに考えているのですが、その一つの仮説が「父の母サンデー持ち×母の母サンデー持ちのクロス」というもの。
デアリングタクトサンデークロスがポイントのわりには父も母もサンデー系種牡馬の産駒ではないというのが面白いですよね。

本馬のサンデーサイレンスクロスは若干形が違いますが父母両方とも母方にサンデーを持つという点は一緒です。
近親にハーツクライノンコノユメを含む名牝系にあたり、母から勝ち上がりも出ていて、値段もお手ごろ。
有力な出資候補に考えています。

*

マイネプレセアの19 メス 美浦 武藤善則厩舎
・父ゴールドシップ×母父マイネルラヴ
・BRF生産 募集総額1300万円
・母8歳時産駒 主な兄姉:未出コスモオニアシゲ
・Northern Dancer血量=6.25%
★注目馬★
こちらもサンデーサイレンス3×4の血統。
デアリングタクトの血統をヒントに優れたサンデークロスを考えて至ったもう一つの仮説が、「母方にサンデーサイレンス直子牝馬を持つ」というもの。
この点でいくと本馬が当てはまります。

Northern Dancer血量は多くなく6×6×6×6のクロスなのですが、このラインが祖父母4頭に1本ずつ均等に分かれているという芸術的な細く多いクロス。
良いのか悪いのか分からないですけど、とりあえずキレイだと思いました(笑)

近親にサクラバクシンオーがいる名牝系。
まだ兄姉がデビューしていないので未知数ですが面白いと見ています。
今回の1次募集のゴールドシップ産駒の中では一番注目している一頭です。

*

マイネレーツェルの19 メス 栗東 五十嵐忠男厩舎
・父ロージズインメイ×母父ステイゴールド
・BRF生産 募集総額1500万円
・母14歳時産駒 主な兄姉:5勝マイネルネーベル
・Northern Dancer血量=3.13%

ラッフォルツァートの19 メス 栗東 西園正都厩舎
・父ディーマジェスティ×母父グラスワンダー
・BSF生産 募集総額1300万円
・母7歳時産駒 主な兄姉:※初子
・Northern Dancer血量=8.59%
★注目馬★
新種牡馬ディーマジェスティの初年度産駒になります。

ディーマジェスティは皐月賞を勝って仕上がり早さの点では優れていましたが、スピードという点ではどうかな?という感じ。
皐月賞のレースもリオンディーズが直線で斜行して他の馬を妨害した中で誰もいない大外から伸びて漁夫の利で得たような形だったし。
名牝系ではありますが果たして種牡馬としてどんな成績を残すでしょうか・・・?

本馬は祖母が外国産馬で5勝を挙げたコスモベル、母も3勝していて勢いがある母系です。
母父グラスワンダーも底力を後押しするでしょう。
母の初の産駒ですが十分に期待できると見ています。
どちらかといえば父よりも母側の血に注目している一頭です。

以上で1次募集のレビューはおわりです。

今年は1次募集の頭数が少なく、2次募集に力を入れてくることが考えられます。
1次募集でも欲しい馬は何頭かいますが、できれば2次募集のラインナップが出るまで予算をキープしておきたいですよね。
ヤキモキするような悩ましい出資馬選びを楽しんでいきましょう。

ウインの募集馬レビューも後ほど書きたいと思います。

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