出資馬エリオトローピオが格上挑戦のオープン福島民報杯で2着に健闘
この賞金でラフィアンの2019年産馬の中で回収率・獲得賞金ダブル1位に輝きました
さかのぼると僕の出資馬は3年連続勝ち上がりゼロの時期もありました
僕は見る目が無いなーと思っていたのでエリオトローピオを持てたのは本当に奇跡だと思います
なぜエリオトローピオに出資できたのか?
まだ何もわからない1歳の段階でこの馬に出資を決めた経緯を振り返ってみます
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2020年10月、エリオトローピオ(募集名マイネジャーダの19)はラフィアンの2次募集で募集されました
父ゴールドシップ×母父ジェイドロバリー
ゴールドシップの3年目産駒
半兄にホープフルSで2着に入ったマイネルスフェーンがいます
2020年秋時点のゴールドシップ産駒は、初年度産駒が札幌2歳Sでワンツーを決めて話題になったもののクラシックでは力及ばずという結果
2年目産駒のユーバーレーベンはデビューしたばかりで、札幌2歳S2着に入ってこれからどうなるかという感じでした
エリオトローピオは1歳10月時点の馬体重が390キロ台という見るからに小柄な馬体
1次では募集されず募集価格も1200万円と比較的安くなったので、牧場での評価はそれほど高くなかったのでしょう
僕自身ゴールドシップ産駒への評価が半信半疑だったので、募集開始直後はあまり注目していませんでした
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そんな中、考えが変わるポイントになるレースがありました
2020年11月8日東京芝2000mの新馬戦
このレースは僕の期待の出資馬、ディープインパクト産駒フォクシーレディのデビュー戦でした
東京芝2000mという王道路線の新馬戦で、フォクシーレディ以外にも良血のディープインパクト産駒が3頭いるなど注目された一戦です
レースが始まり最後の直線、フォクシーレディは外からじわじわ末脚を伸ばすが人気のディープインパクト産駒たちがそれをかわしていく
すると内を突いてさらに鋭い末脚で伸びる芦毛の馬が
1番のスノークォーツ
フォクシーレディを含む4頭のディープインパクト産駒たちをまとめて抜き去り、勝ったのはゴールドシップ産駒のスノークォーツでした
自分の出資馬が負けて残念だったけど、それよりもゴールドシップ産駒がこれだけ芝で走ったことが衝撃的だったレースでした
東京の芝でディープインパクト産駒をまとめてかわした光景には度肝を抜かれました
そしてゴールドシップ産駒に出資しなければと心に決めたのです
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募集締め切り間近の11月末、残口のある中から2頭のゴールドシップ産駒に出資しました
そのうちの1頭がエリオトローピオだったのです
馬体が小さいことはネックだけど、芝の中距離以上で走るなら馬体は小さくてもいいというのが僕の考え
エリオトローピオは半兄が芝の重賞で活躍していることに加え、あのすごい末脚を繰り出したスノークォーツと同じゴールドシップ産駒
母からも父からも血統的に芝で走れると考えました
ちなみにもう1頭出資したゴールドシップ産駒にも大いに期待していましたがそちらは未勝利引退
エリオトローピオだけ決め打ちしたわけではなく、どちらか1頭選べと言われれば未勝利の方を選んだかもしれない
2頭とも出資したから辛うじて拾うことができたのだと思っています
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以上、エリオトローピオを通じて得た教訓は、
(1)小柄でも芝の中長距離なら走れる
(2)芝の中長距離向きかどうかは父と母の産駒の傾向から判断する
(3)結局は運だから数打って当てるしかない
エリオトローピオには繁殖入りする6歳まで元気に頑張ってほしい、
そしてこの先もエリオトローピオのような強い馬に出資したいと思っています