2023年4月23日東京11RフローラSにて、ゴールドシップ産駒のゴールデンハインドが勝利しました
僕は出資していないですが、入会しているサラブレッドクラブラフィアンの馬で、その主力の血統であるゴールドシップ産駒の勝利は勇気づけられました
このレースを振り返ります
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フローラS、スタートからゴールデンハインドの菅原明良騎手は押して先頭を主張して逃げます
後続の先行馬も迫るが譲らず、スピードを落とさず常に1馬身以上リード
大逃げでは無いものの「行くぞ」という意思がはっきりと見える強気の逃げであったと思います
1000m通過は60.8秒
平均ペースとも言えますが、
「3歳牝馬限定」
「G2と言っても馬のレベルはほぼ1勝クラス」
「芝2000m」
ということを考えれば早い方だと思います
4コーナーを回り、ゴールデンハインドが先頭で直線を向く
直線に入り2、3番手にいた先行馬は徐々に脱落
インコースからゴールデンハインドの後ろをピッタリマークしていた1番人気ソーダズリングが2番手に上がる
「いつでもかわしてやるぞ」という勢いで迫ってきたものの、スタミナを削られていたのか思ったより伸びない
上がり33秒台の末脚で並ぶ間もなくかわす・・・というわけには行かずゴールデンハインドと脚色が一緒に
ゴールデンハインドは開幕週で状態の良い内ラチ沿いをキープして脚色衰えず、1馬身以上リードして鮮やかに逃げ切り勝ちを収めました
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だいたい逃げ馬が勝つと「スローペースで展開に恵まれた」とケチをつけられるもので、今回もレース後にそのような声がチラホラ聞こえました
あのキタサンブラックでさえ何回同じようなこと言われていたことか(笑)
フローラSの前半のペースは、当日の芝の状態とこのクラスとこの距離を考えればまずスローペースではなかったでしょう
同日の東京9R「古馬2勝クラス芝1800m」で最初の1000m通過が61.3秒だったのと比べるとやはり早い
いかに開幕週の馬場でもこれで2000m持つかどうか
ハイペースとまでは言えないにしても「しっかり早い流れ」という感じで、ペースを作った菅原騎手のさじ加減が絶妙でした
開幕週の馬場だから逃げ馬に有利だったのでは?とも言われますが府中の直線は長いのでもともと逃げきることが難しいコース
極端に内が伸びるわけではなかったので、逃げ馬にとって有利でも不利でもない状態だったと言えます
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桜花賞と比べると出走メンバーは明らかに弱いので過信は禁物
でも東京コースで桜花賞よりも距離が長いトライアルを強い形で勝ったという点は評価してよいと思います
もしも「恵まれた」「マグレ」みたいな評価でオークスで人気薄になったら一発狙って買ってみたいですね