2018年9月23日、日曜日。

中山2Rの2歳未勝利戦にフィーユブランシェ、中山3Rの3歳未勝利戦にサクラメント、僕の出資馬が出走します。
どちらもラフィアンの馬です。

フィーユブランシェはまだキャリア１戦。
負けても次につながるレースができればいいという気持ちで見ていられます。

サクラメントは未勝利戦終了間際の3歳馬。
いつもポンとゲートを出て先行できる素晴らしいスタートセンスを持った馬です。
個人的にはいい馬だと思っていましたが4戦して地方交流の5着が最高。
スタート決めて逃げるけど、直線早々に失速がお決まりのパターン。
さらに最後の中央未勝利戦は1200m戦が除外続きのため仕方なく前走から600m延長の1800m戦に回ることに・・・。

2015年生まれの馬で僕の出資馬は5頭いましたが、ことごとく未勝利、入着すら一度も無く４頭が中央登録抹消。
喉鳴り1頭に剥離骨折2頭。故障に呪われた世代でした。
サクラメントはその中で最後に残った一頭ですが、これがラストランかという気持ちで考えていました。

★

その日は子供の運動会があり、家族で出かけるので午前中のレースは見られないだろうという感じでした。
7時過ぎに軽く馬券を購入。
自信は無かったのでいつも通りのレートで少額購入でした。

11時過ぎ、運動会の子供の出番がひと段落したところでレース動画を確認します。

まずは中山2Rのフィーユブランシェ。
中山芝1600mの15番枠という不利な条件にもかかわらず、ポンとスタートを決めると逃げる形に。
前走はスタートで出遅れていたのでこの進歩には驚きました。
軽快に逃げて直線も脚は衰えず、人気馬には差されましたが堂々の3着でした。

僕の出資馬が馬券に絡んだのはこのレースが初めてでした。
こんなに勝利を意識させてくれたのも初めて。
堂々のレースぶりに感動しました😊

★

そして中山3Rのサクラメント。
この馬はスタートが本当に上手い。
前走まで1200mで逃げていただけあって1800mのメンバーでは余裕の1番手、そこから一旦控えて先行する形。
外で他の馬がやりあっていても内ラチピッタリでロスする事無く脚を温存する理想的なレース運びでした。
でもどこまで脚が持つものか。

丹内騎手は3コーナー過ぎからムチ連打。
最後の直線、内から伸びて前の馬にとりつく。
馬も今までのようにバテず最後までがんばっている。

丹内騎手は進路を外に変えて追う。
そこからの差し脚はまさに信じられない伸びでした。
あの逃げてバテるだけだった馬がとんでもない勝負根性！！
ゴール寸前で前の馬を捉え後続も振り切って一位入線！

うそだろ…。本当に１着？
レース後の着順を確認する。
１着のところにサクラメントの文字。
サクラメントは勝ち上がり、生き残ったのか？

PAT口座を見ると残高が跳ねている。
フィーユブランシェの複勝ワイドとサクラメントの単複。
何倍だったんだコレ？

レースは１着なのだろうけど、勝ち上がったということが現実のことのように思えない。
ちなみにこの時運動会の保護者席のシートの上で、周りで競馬を見ているのは僕一人。
競馬場の様子が分かりません。
妻にいつまで競馬を見てると睨まれたので一旦スマホをしまいます。

★

午後に帰宅して、もう一度レース動画を見たりTwitterの書き込みをじっくり追っていきました。

15番人気のサクラメントの勝利に驚愕する人多数。
喜ぶ出資者会員もちらほら。
勝ったんだという実感がだんだん湧いてきました。

これが僕の一口馬主出資馬の初勝利です😭
それがスーパー未勝利戦で単勝295倍の超大穴。
僕が的中した単勝複勝オッズの最高配当でもあるという。
フィーユブランシェの３着もとても嬉しかったのですが、それすら吹っ飛んでしまうとんでもない勝利でした。

昨年6月、何もかもみんな爆破したくなった出資馬初出走大惨敗から1年3ヶ月。
自分にセンスが無いことは散々思い知りましたが、ようやく一つ報われ、そこまでダメではないかな？とホッとした気持ちです。

気持ちを新たに、今年の募集馬の追加出資を考えちゃいましょうかね😆