競馬回顧:2016年秋華賞

★「人気とオッズ」をおさらいするKaelu Harukiのレース回顧★勝ったのは単勝6.8倍3番人気のヴィブロスでした。

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ヴィブロスは2歳10月にデビューも新馬戦は2着。
11月に2戦目で未勝利戦を勝利。
この後急がずにじっくり春まで育てたものの、チューリップ賞12着、続くフラワーC12着で、春のクラシックには参加できませんでした。
その後はまた急がずにレースを休んでじっくり育成。

3歳7月に2勝目、9月の紫苑Sで重賞初挑戦。
紫苑Sでは3コーナーで不利があったものの3着を離した2着。

そして通算7戦目となった今回の秋華賞、G1初挑戦で初制覇となりました。
まさに上がり馬と言う感じの成長曲線でした。

春のトライアルの着順だけを見て力関係を決め付けてはいけないですね。
「男子三日会わざれば刮目して見よ」と。
これ牝馬ですけど、3歳馬は成長するものだと覚えておかないといけません。

友道康夫調教師、福永騎手、佐々木主浩オーナー。
ノーザンファーム生産のディープインパクト産駒。
大牧場生産で大物馬主が買い、ダービー調教師に預けられたリーディングサイアー産駒。
政治的背景は最高で、産まれ持った素質も確かにあったのだろうと思います。

ここまで成長をじっくり待った関係者に敬服いたします。
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単勝13倍4番人気で2着になったパールコードもじっくり成長を待った1頭でした。

デビューは3歳の1月と遅めで新馬戦勝利。
フローラSで2着でオークスの権利を取ったものの、連続の輸送負担を考えてオークスを回避。
なかなかできる選択ではないですよね。
でも収得賞金を稼げて秋につながる2着でした。

秋初戦紫苑Sは2番人気5着。
本番の秋華賞で巻き返しての2着。

惜しくも届かなかったのはさすがのディープインパクト産駒と、どうも最後に詰めの甘さが出てしまうヴィクトワールピサ産駒という違いでしょうか。

ジュエラーと共に今回2頭出ていたヴィクトワールピサ産駒は2着・4着。
ヴィクトワールピサ産駒にはかなりのポテンシャルを感じるのですが、どうも「惜敗」が目立つようにも感じます。
アリダーみたいな?たまにこういう種牡馬いますが、なんなんでしょうね…。

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単勝2.5倍で1番人気のビッシュは10着。

これもデビューが遅く、3歳の2月にデビューし新馬戦勝利。
春はオークスに何とか間に合って3着。
秋初戦の紫苑S勝利。秋華賞は6戦目。

デビューが遅かったのでこの馬も秋の飛躍に期待という感じでしたが、
ヴィブロスパールコードと違い、オークス3着と紫苑S勝ちで既に目一杯走ってしまい、おつりが残っていなかったかもしれません…。
この状態プラス初の関西遠征が堪えた結果かと思います。

しかし、これまで輸送させなかった分余力を残して走らせていたとも考えられるわけで、結果論で関係者を責めることはできないですね。
馬の状態管理は難しく、見る側は過大評価は禁物、ということです。
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僕の本命はいろいろ悩みに悩んで単勝7番人気20倍のミエノサクシード

直線は他の馬と脚色一緒になって、結果は8着。
こんなもんでしょうね(^^;

来週は菊花賞
G1が続いてワクワクする季節になりました。

春の実績馬か、上がり馬か、いろいろ悩んで楽しみましょう(^^

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