スポーツや麻雀などでも勝負事では何でも、自分の手ばかり見て相手を見ないことはよくありません。
相手の弱点やわずかなミスを突く事が勝負の決め手となることはとても多いはずです。

馬券を買う上でも勝負の相手を見据えることが必要です。
馬券を買う人の勝負の相手は、レースに出る馬や騎手などではありません。
それは馬券を買う他の周りの人なんです。

周りの人の動向はオッズに現れます。
予想する上でオッズを見ることは欠かせません。
「オッズを見て予想を変えるなんて邪道」と言う人もいるかもしれませんが、僕の予想スタンスは「まずオッズ」。
馬券を買うことは他の競馬ファンとの駆け引きであると僕は考えています。

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有馬記念の枠順が決まる前の火曜日の記事で出走予定馬の予想人気順を作りました。
これと枠順が決まってから実際に売り出された前日時点のオッズを比較してみます。

＜筆者予想人気順・枠順発表前＞
キタサンブラック
サトノダイヤモンド
シュヴァルグラン
ゴールドアクター
サウンズオブアース
マリアライト
ミッキークイーン
アルバート
ヤマカツエース
アドマイヤデウス
サトノノブレス
マルターズアポジー
デニムアンドルビー
ヒットザターゲット
ムスカテール
サムソンズプライド

＜前日オッズ＞

＜予想からの変動＞
馬名 予想人気順→前日朝人気順
キタサンブラック　1→1
サトノダイヤモンド　2→2
シュヴァルグラン　3→6
ゴールドアクター　4→3
サウンズオブアース　5→4
マリアライト　6→5
ミッキークイーン　7→7
アルバート　8→12
ヤマカツエース　9→8
アドマイヤデウス　10→9
サトノノブレス　11→13
マルターズアポジー　12→11
デニムアンドルビー　13→10
ヒットザターゲット　14→14
ムスカテール　15→16
サムソンズプライド　16→15

上記を参考に人気の傾向を考えます。

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キタサンブラックとサトノダイヤモンドの２強の構図は大方の予想通りですね。
２頭の中では、キタサンブラックはジャパンカップが非常にインパクトの強い「東京2400mでの逃げ切り勝ち」だったので、票が集まるのも納得できます。
正直、逆らうのは少し厳しいようにも感じます。

僕の中で3番人気評価だったシュヴァルグランは実際には6番人気。
14番で若干外枠であるからか、それともGI未勝利だからか、意外に評価が低いなと思いました。

8番人気に評価していたアルバートは実際には12番人気。
8枠15番の枠が嫌われた？にしても16番のマリアライトの人気は落ちていないし…。
昨年は今年同様ステイヤーズSを勝っての有馬記念参戦で、7番人気単勝16.1倍、結果11着でした。
昨年期待はずれだったためか今年は大きく人気を下げていますが、先々週の香港GIを2勝した堀厩舎、リーディング争いをしている戸崎騎手なのにちょっと人気無さ過ぎるようにも思えますね。

この2頭は11月のアルゼンチン共和国杯の1着2着。
昨年有馬記念を勝ったゴールドアクターはアルゼンチン共和国杯を勝っての連勝だったので、この実績はもっと評価されていいと思いますね。

あとサトノノブレスも予想より評価が低くなりました。
この馬は6歳だから嫌われたのでしょうが、今年GIIIを2回も勝っています。
GIII勝ったばかりのマルターズアポジーくらいの評価があってもいいと思います。
V・シュミノー騎手は今月初来日してまだ1ヶ月あまりですが22歳でフランスダービーを勝つほどなので、実績はなくとも軽視は禁物かと思います。

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ということで僕の考える穴馬推奨馬はシュヴァルグラン・アルバート・サトノノブレスです。
これらが3着にでも入れば高配当、万馬券になるでしょう。

僕の本命もこの中から選ぶ予定です。
前回のサイン予想は冗談で書きましたけど、結局僕の本命も…？

まだ馬券買ってはいないですが気持ちはかなり傾いています。