2024年12月10日
ラフィアン公式サイトよりエリオトローピオ号の引退、繁殖入りが発表されました
クラブ所属馬は牝馬の場合最長でも6歳3月で原則引退、とクラブの規定で書かれています
そのルール通り、ちょっと早めの5歳12月で引退して繁殖入りとなった模様です
5歳の今年は3勝クラスで掲示板に乗ることも難しく、繁殖牝馬となる準備を考えてこの時期の引退は仕方ないでしょう
これまでの活躍に本当に感謝しています
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競走馬生活3年間で通算26戦3勝
その3勝は全て3歳時に福島競馬場で挙げたものでした
3歳4月の福島の未勝利戦で初勝利の後、7月の福島開催で1勝クラス→2勝クラスと連勝して3連勝
小回りの福島コースを絶妙のコーナリングで加速、直線スーッと抜け出す姿は圧巻でした
他の競馬場でも走れますが善戦どまり
徐々に「福島巧者」としての評判が定着し、4歳春のオープン福島民報杯は格上挑戦で2着
夏の阿武隈ステークスでは現役時代唯一の一番人気となって3着でした
実は「福島競馬場の3勝クラス中距離戦」は一年でこの阿武隈ステークスだけなのです
結果的にこの4歳の阿武隈ステークスがオープン入りの最大で最後のチャンスでした
ここで普通に大外ぶん回して負けてしまったことは大変悔やまれます
以降も1年半もの間がんばって出走を続けましたが最高で5着
400キロそこそこの小さい馬体のせいか、56キロを背負わされると反応が鈍くなりました
ラストランの常総ステークスではいい追い込みを見せましたが残念ながら掲示板に乗れませんでした
それでも最後まで怪我をせず元気に26レースも走り切ってくれたことは本当に立派でした
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僕にとってエリオトローピオは、一口馬主人生で苦しい時期を支えてくれた大きな存在です
エリオトローピオが勝つ前、2021年末まで僕の出資馬は110連敗、3世代連続全馬未勝利引退というどん底の真っ暗闇だったのです
翌年の始めに同じ2019年生まれのマイネルニコラスが勝ち上がってまずは連敗をストップ
その2か月後にエリオトローピオが勝ち上がり、さらに3連勝を決めたことは大きく、くじけそうだった心を大変勇気づけられました
本当に僕の競馬人生の中心にいた馬で、これからも決して忘れることは無いでしょう
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2024年11月9日、ラフィアンの鉾田TCツアーでエリオトローピオに会うことができました
とてもかわいくてたくさん鼻を撫でさせてくれました
最後に競走馬としての立派な馬体を見られてよかったです
思い出をありがとう
お母さんになっても元気で過ごしてね