今からさかのぼること幾数年。
僕もかつて受験生でした。
試験の時は人生を決めるテストということでそれは緊張しました。
周りの受験生がみんな自分より頭がいいように見えたものです。
ただその一方で、大学受験で人生決まるわけではないから、
がんばって行ける大学に行こう、と大学選びは割り切っていました。
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大学受験の3年前の高校受験、僕は東大合格者数全国トップ3に入るような某国立校を受験し、
まさかの合格。
受験勉強はそれなりに頑張ってましたけど、
模試ではC判定を一度しか取ったことの無いその高校に合格するなんて、
僕も塾の教師も学校の担任も、親すら想像だにしませんでした。
完全なマグレ当たりですね。
(逆に言えば本番で勝負強かったかな(^^;)
合格したはいいものの、そんな実力だから入学後は同級生との差に愕然。
定期テストで半分より上の順位になったことはなく、
下から1割前後をウロウロという感じでした。
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現役と一浪合わせると学年の半分が東大に入るような高校。
こんな環境で臨む大学受験。
周りの同級生は家庭的にも余裕があるのか、
「国立は東大受けて東大ダメなら一浪」という考えが大半だったみたいです。
僕は東大はハナから受けないつもりでした。
あの同級生たち相手に勝負にならんと。
また、浪人は人生の貴重な19歳の時間がもったいないと考えてたので、
ダメ元で受けてみようとも思わなかったです。
高3の4月の文理選択時、僕は文系を選択し、一橋大を第一志望にして勉強を進めました。
しかし国語の苦手意識が消えず、文系での将来にも不安を感じ、
夏休み明けの9月に理転したのでした。
残り5ヶ月で数学III・Bと理科を独学で勉強するという厳しい条件。
それでも現役にこだわり、残り5ヶ月での結果に殉ずるつもりでした。
同級生の大半が東大・京大・阪大・早慶・国立医学部・一橋・東工大の中に入るという環境でしたが、
周りに惑わされずに自分の力量に合った大学選びをしました。
同級生と比べれば見劣りする第一志望の大学だったけど、
それでも理転のハンデを挽回するのは大変。
合格した時は本当に嬉しかったし、今でも自分の出た大学を誇りに思っています。
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就職し、結婚し、子どもも生まれた後で受験を振り返れば、
残り5ヶ月で理転したことも、その時に現役で入れる大学を選んだことも、
あの時の選択は間違ってなかったと思っています。
逆に、マグレでレベルが数段上の高校に合格したことは、
あまり自分にとってよかったとは思わないです。
(優秀な友人に恵まれたことはよかったですけどね)
もし受験生がこの文章を読んでいたら僕が伝えたいことは、
やれるだけやって、なるようになれ
ってことですね。
まあ、僕もまだ若造で先のある身。
なるようになろうと思ってますわ(^^;
最後に、受験生の皆さん、ご家族の皆さん、
ご健闘、ご武運を祈ります。
(写真は「サクラサク」で、高遠城址公園の桜です)