ディープインパクト登場以前にはサンデーサイレンス系の筆頭種牡馬とも言われたアグネスタキオン。
残した産駒が8世代と少ないものの、ダービー馬ディープスカイのほか複数のG1馬を出して大きな功績を残しました。
偉大な種牡馬であったと思います。
このような種牡馬は年を経て母の父としての活躍も期待されますが、「母の父アグネスタキオン」は一時期の「父アグネスタキオン」に比べると勢いが弱いかもしれません。
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サンデー系種牡馬のBMSランキングトップは、やはりと言うべきかスペシャルウィーク。
スペシャルウィークの母の父マルゼンスキーがBMSで突出した馬なのでその特性をよく受け継いでいますね。
(BMS=ブルード・メア・サイアー 「繁殖牝馬の父馬」という意味)
母父アグネスタキオンは全くダメなのか?と思ってその血統の馬を調べると、2016年9月時点の賞金ランキングトップは「ノンコノユメ」とありました。
ジャパンダートダービー勝ち馬ですね。
ちなみにアグネスタキオンの子ディープスカイの産駒も、キョウエイギアがジャパンダートダービー勝ち、サウンドスカイが全日本2歳優駿勝ちと、ダートG1で活躍しています。
ふむふむ。
アグネスタキオンの血は2代経てダートで覚醒する!!
・・・のかな?
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こちらはラフィアンで募集されていたボムガールの15(マイネルショック)
父アグネスデジタルは種牡馬成績ではやや地味ですが、
これまたジャパンダートダービー勝ち馬のカゼノコを出していて、
母の父アグネスタキオンとの配合は「ジャパンダートダービー配合」なんて言えるかもしれませんね。
血統的に仕上がりは早そうで、2歳夏からどんどん走らせるラフィアンの育成方針とも合うのではないでしょうか。
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もっとも兄姉はまだ活躍していないのでハズレを引く恐れも大いにありますけどね。
第3子になって高値がついた本馬を競り落としたラフィアンの見立てに賭けてみようかな、なんて考えています。
