のらくら蛙のギャンブル磊夫(LIFE)

まだアイルハヴアナザー産駒を追いかけてみたい

171119アイルハヴアナザー

写真はビッグレッドファームFacebookページよりアイルハヴアナザー

アイルハヴアナザーは2012年のアメリカクラシック二冠馬。
三冠制覇がかかるレースの直前に故障、引退と同時にビッグレッドファームが購入し鳴り物入りで導入した種牡馬です。

2016年の新種牡馬ランキングでは2位と健闘。
しかし2世代が走ったもののまだ重賞勝ち馬は出ていません。

一方同ランキングで1位だったルーラーシップは初年度産駒から菊花賞キセキを出し、
ロードカナロアとポストキングカメハメハの座を競い合う確固たる評価を得ています。

種牡馬同期のルーラーシップははるか彼方へ行ってしまった印象。
昨秋2017年のビッグレッドファームパーティーではウイン社長とシゲユキ総帥からアイルハヴアナザー産駒を大売り出ししたことに対して「申し訳ない」という冗談半分の言葉が出る始末。
本当にアイルハヴアナザーはダメなんでしょうか…?

いや、僕はハッキリ言ってこの種牡馬は良いと思います
2016年に産駒がデビューした主な種牡馬の現在の成績を見てみましょう。

アイルハヴアナザーの同期種牡馬の2018年4月現在の成績

高額賞金のレースで活躍する馬がいないので賞金順位やEIは良くないのですが、勝率は目を見張るものがあると言っていいでしょう。

昨年2017年の総合ランキングを見てもそんな傾向です。

アイルハヴアナザーの同期種牡馬の2017年総合成績

ちなみにこの中でディープブリランテスマートファルコントーセンホマレボシサンデーサイレンス系、その他はサンデーサイレンス無しなので評価を分けた方がいいでしょう。

いかがでしょうか。
アイルハヴアナザーは大物が出せてないにしろくずも出さない、「外れが少ない種牡馬」として見ることができると思います。
クラシックを目指すのは厳しいかもしれませんが、「使い勝手のいい種牡馬」と言えるでしょう。
キングズベストダービーエイシンフラッシュを出してるとはいえハズレが多いという真逆な傾向ですね。

どちらの方がいいのか評価は難しいところ。
一番いいのはルーラーシップなんですが(苦笑)

他の種牡馬にも共通することですが、始めのうちは産駒の適性と育成方法が手探りなため、後年になって産駒成績が向上する例もあります。

アイルハヴアナザーの場合、
・「芝でダメだったがダートで走った」「ダートでダメだったが芝で走った」の両方がいる
・芝もわりとよく走れるけどダートの方がほんのちょっと得意
という分かりづらい特徴を持つことが見えてきました(苦笑)
あとは広いコースより小回り中山向きな傾向ですね。

これからは「まずはダート中心」という風に決め打ちすれば勝ち上がりが早くなるかと思います。
芝もダメではないですがクラシックを目指すならダービーより皐月賞でしょうね。

僕がアイルハヴアナザーをひいきに見てしまうのはこの馬の血統にロマンを感じてしまうからです。

僕が競馬を見始めた頃にエンドスウィープ産駒がデビューしたのですが、次々に産駒が勝ち上がるその時の活躍に衝撃を受けました。
以来、フォーティナイナー系にエンドスウィープに見た可能性を追いかけてしまうのです。
あとDanzig系のスピードも好きなので本当にこの馬の血統が好きなんです。

もし価格が落ち着くのであれば今年はアイルハヴアナザー産駒への出資も強化していきたいと思っています。